MA-1 フライトジャケット  ~The second part~ 
MA-1 フライトジャケット  ~The second part~ 

50年代はその高い技術力でMA-1供給における最大のコントラクターとして君臨したアルファ社ですが、70年代以降は軍縮の流れを受けて民生衣料の開発に着手します。
米軍納入品と同じ工場、同様のミルスペックに基づいて製造された製品は品質抜群。更にはアルファの3本線ラベルを戦地で常時目にしていた退役軍人たちの口コミにより『アルファこそが本物』という評判が世界中に広がっていくことになります。

ここ日本では86年に公開された『トップガン』の影響もあり、武骨で男らしいアウターとして人気が爆発しました。当時上野アメ横に居を構える『中田商店』ではブラックカラーのMA-1を求めるユーザーが開店前から行列を作り、1日で200着以上が販売されるというエピソードも語り継がれているほどで、ジーンズやワークブーツと並ぶアメカジに必須のアウターとして認知されることになります。
また2000年代には海外トップメゾンがMA-1タイプのブルゾンに着目、ハリウッドスターが着用したことから人気が再燃。
今ではアルファブランドのアイコンと称されるシガレットポケットのレッドリボンが世界各国のストリートを席巻することになりました。

以降アルファ社は多様なサイジング&豊富なカラーバリエーションのMA-1を展開。更には各種ブランドやショップからの別注オファーも絶えることなく、本物ならではの作り込みを徹底しながらも多様なチャレンジを試みています。
米国防省から開発依頼を受けて半世紀以上、軍用として、更には各国のストリートで歴史を紡ぎ続ける『アルファ インダストリーズのMA-1』。ミリタリーウェアの枠を超えたこの一着が"キング・オブ・フライトジャケット"と称される所以です。

■各所に施された本格アップデート

■各所に施された本格アップデート

ディテールは現物を踏襲しながら、リブをウールから頑丈なポリエステル素材へ。封入する中わたを軽量且つ暖かな素材へ変更するなど常時アップデートが加えられています。

■90年代に製造されたコマーシャル品
■90年代に製造されたコマーシャル品

■90年代に製造されたコマーシャル品

90年代にはストリートを意識した民生モデルも大量に生産されています。
写真は実物には無いデザートカモタイプですが、OPERATION DESERT STORMなどのワッペンがあしらわれていることから、湾岸戦争時に着用されたと推測されます。

■米コンストラクターからミリタリーアパレルメーカーへ

■米コンストラクターからミリタリーアパレルメーカーへ

80年代に米国の雑誌において掲載された誌面広告。90年代の軍縮を見据えてアルファ社は民生モデルの開発、販売に尽力し、ミルスペックを踏襲した作り込みは世界各国で人気を博しました。