革製飛行服の血統を遡る

アルファ インダストリーズを象徴するフライトジャケットとして、はたまたミリタリーファッションにて重宝する軽アウターとしても有名なL-2ジャケット。
ライトゾーン(摂氏10℃30℃)をカバーする夏季用フライトジャケットとして有名なモデルですが、米軍にてL-2が開発されるまでには興味深い道程が存在しています。
まずその源流となったのは1927年に標準採用されたA-1フライトジャケット。主にシープスキンが素材に用いられて製造された陸軍航空隊初の革製飛行服となります。その4年後にはファスナーを使用するなどA-1にカスタマイズを加えたA-2ジャケットが採用。こちらは革製フライトジャケットのマスターピースとして今でも世界中にコレクターをいることでも知られるモデルですが、大戦下で高価な革素材の安定供給は難しいことから、1942年に米陸軍航空司令官であるアーノルド将軍の声明に受けて安価な布地製へ開発の方向性がシフトチェンジされることとなります。
後の1945年にはデュポン社によって生み出された画期的な合成繊維「ナイロン」を使用しながら現代的なディテールを盛り込んだL-2が完成。そこからマイナーチェンジを繰り返すことで飛行服の歴史を新しい時代へと導くことになるのです。

今期のアルファ インダストリーズでは夏季用フライトジャケットのルーツであるA-1同様の滑らかな風合いのシープレザーを使用したL-2を展開。もし、大戦中の物資不足が解消されて、革素材のまま開発が進んでいたら...というコンセプトで意匠を凝らしたリミテッドモデルとなります。

▶自分好みに育てていきたい一生着れるアウター

軟らかなシープレザー素材を採用したL-2Bジャケットは高級感を備えながらもシンプルなディティールのため、どんな着こなしにもジャストフィット。ワードローブに備えておけば3シーズン流行を問わず着られる汎用性の高さが特徴です。
また、着込むほどに上質な羊革が身体に馴染み経年変化によって風合いも変化していくため、自分だけの一着に仕上げていくのも楽しみの一つと言えるでしょう。ミリタリーテイストをふんだんに含んだワッペン付モデルとプレーンなノーマルモデルの2型の限定品となります。

L-2B SHEEP SKIN PATCHED

01:TA1742-9101 L-2B SHEEPSKIN PATCHED
Color:BLACK
Price:99,000(in tax)
Size:M , L , XL , 3L

L-2B SHEEP SKIN

02:TA1742-9001 L-2B SHEEPSKIN
Color:BLACK
Price:88,000(in tax)
Size:M , L , XL , 3L

ライナーには艶やかなナイロン生地を使用。レザーにマッチしたメタルファスナーを使用。

裾や袖口は2段リブを採用。雨風の侵入を防ぐ。

存在感のある革製のユーティリティポケットにはレッドリボンが付属。

フロントに備えた2個のフラップポケットにはスナップボタン付く。荷物の落下を防止する。

シップトップにはアルファオリジナルのレザータグを装着。

前立て裏には風の侵入を防ぐ縦型のウインドフラップを装備。

左上胸部には刺繍によって表現されたブランドのネームタグが3点付く。

米海軍防空戦部隊のスコードロンパッチをアルファバージョンにアレンジ。